皆さま、こんにちは。今回は、お客様からよくご相談をいただく、
「屋外の表札にどの素材を選ぶべきか」ということについてお話ししたいと思います。
私たちは、ウォルナットやチェリー、オーク、メープルなどの美しい広葉樹を使用した表札を制作し、多くのお客様にご提供しています。これらの木材は、その雰囲気と風格が住まいの外観に素敵なアクセントを加えてくれます。しかし、雨や紫外線の影響を受ける場所に設置する際は、注意が必要です。防腐塗料を施しても、数か月で劣化することがあり、修復も難しくなることがあります。
こうした問題に対応するため、私たちは耐候性に優れた天然木材ACCOYA®のご提供を開始しました。ACCOYA®は、屋外で50年、水中(淡水)でも25年の耐久性が立証されている木材です。これに加え、弊社ではウォルナット、チェリー、オーク、メープル材の色に合わせた屋外用防腐塗料を独自に調合し、多くのお客様から好評をいただいており、需要も高まっています。
以下の記事内にてウォルナットとACCOYA®木材にウォルナットカラーの防腐塗料を施した表札のお写真などご紹介させていただいています。よろしければご覧になって、表札を見比べてみてください。
しかし、同時に私たちは広葉樹の美しさが唯一無二であることも理解しています。広葉樹の表札にも防カビ、防虫、防腐塗料を標準仕様で施していますので、庇のある場所であれば、それほど心配する必要はないと思っています。木材自体の特性や環境によって経年変化が生じることも木材の魅力の一つです。
広葉樹の木の表札を掲げる「雨の当たらない場所」の基準について。
広葉樹かACCOYA®か、どちらを選ぶかは、お客様の優先順位によります。
雨や紫外線への影響を気にされる方には、ACCOYA®木材をおすすめします。
一方で、庇はあるが、雨や紫外線などの影響の心配もあり、広葉樹の美しさを楽しみたいお客さまも多くいらっしゃいます。そのような場合はお客様個人でのお考えの差がありますので私たちも力強く先導してお答えできないもどかしさがあります。
そこでご提案としまして、雨の日には部屋の中にしまう、降雨時には表札を拭くなど、ちょっとしたケアを検討していただくことで、木製表札の美しさを長く保つことが可能です。
最後に、私たちはお客様の大切な表札との出会いを大切に考えています。素材選びのポイントをお伝えしながら、表札を通じてお住まいに温かな雰囲気を提供できれば幸いです。皆さまのご検討にお役立ていただければ幸いです。