カビや灰汁は一見するとどちらも黒いシミとして現れるため、混同してしまうことがあります。そこで今回は、木のカビと木の灰汁の見分け方をご紹介します。
木のカビとは?
カビは、真菌類の一種である微生物が繁殖したものです。湿気や温度の高い場所を好み、木材だけでなく、壁紙や布製品などにも発生します。カビは胞子を飛ばして繁殖するため、放置すると健康被害を引き起こす可能性もあります。
木のカビの特徴
- 表面がザラザラしている
- 黒、緑、白など様々な色がある
- カビ臭いにおいがする
- 触ると胞子が飛散する
木の灰汁とは?
木の灰汁は、木材に含まれる水溶性成分が水分と反応して変色したものです。木部内部にある樹液が表面に出てきて、紫外線を受けることで変化した色合いのことを指します。灰汁自体は人体に無害ですが、経年とともに灰汁は出やすくなります。見た目が気になる方が出てきます。長年放置すると木材が腐朽したり、カビが発生しやすくなったりします。
木の灰汁の特徴
- 表面が滑らか
- 黒色
- カビ臭いにおいはしない
- 触っても胞子は飛散しない
木のカビと木の灰汁の見分け方
見た目だけでは判断が難しい場合もありますが、以下の点に注目することで、ある程度区別することができます。
- 触感: カビはザラザラしているのに対し、灰汁は滑らかです。
- におい: カビはカビ臭いにおいがしますが、灰汁は無臭です。
- 発生場所: カビは湿気の多い場所によく発生しますが、灰汁は場所を選びません。
木のカビや木の灰汁の対策方法
弊社で製作している表札には防カビ剤が施されていますが気になることが出てきましたらいつでもご連絡ください。
その際、近くから撮った表札の写真と、遠目から撮った表札の設置場所の写真も一緒に送ってください。
ご対応をさせて頂きます。
まとめ
木のカビと木の灰汁は、見た目では区別が難しい場合があります。しかし、触感やにおい、発生場所などを参考に、ある程度判断することができます。
弊社で製作している表札には防カビ剤が施されています。ただし、設置場所や経年などによりその効力には期限があります。気になることが出てきましたらいつでもご相談いただけたらと思います。