
こんにちは。CRANK-nameplateです。
私たちは、お届けした製品がお客様の暮らしに長く寄り添い、時間の経過とともに愛着を深めていただけるものづくりを目指しています。
今回は、4年前に製作・納品させていただいた木製表札(アコヤ材)のメンテナンスをご相談いただきましたので、そのビフォーアフターの様子を詳しくご紹介いたします。
ご相談内容「木製表札の経年変化と色落ち」

お客様からは、「設置から4年が経ち、色が落ちて全体的にグレーっぽくなってきた」というご連絡をいただきました。
この表札が取り付けられているのは、直射日光や雨風が直接当たる屋外の環境です。
天然木を屋外に設置すると、時間の経過とともにまずは表面の防腐塗料が少しずつ薄くなっていきます。そして塗膜が薄くなった部分が紫外線や雨にさらされることで退色が進み、いわゆる「グレー化(灰色化)」という自然現象が起こります。
しかし、今回使用している木材は、高耐久天然木として知られるアセチル化木材「アコヤ(Accoya)」。 表面の塗装は薄くなっていたものの、木材自体の内部は腐食や寸法の狂いが一切なく、非常に良好な状態を保っていました。
これこそが、アコヤ材ならではの優れた耐久性の証です。
削り直しと再塗装

大切な「家の顔」を再び美しく蘇らせるため、工房にて丁寧にメンテナンスを行いました。
- 表面の削り直し
経年変化によって傷んだ表面の塗膜やグレー化した部分を、木肌を確認しながら均一に、丁寧に削り落としていきます。削り進めると、4年前と変わらない美しい木目が再び顔を出しました。 - 再塗装
木材の保護と美観を高めるため、屋外用の防腐塗料を再塗装。アコヤの木目にじっくりと染み込み、深みのある落ち着いた色合いが復活します。 - 文字(凹部)の仕上げ
表札の命であるお名前(SUGIOKA)と番地の彫刻部分も、視認性が高く美しく見えるよう、細部まで綺麗に整えました。 - 真鍮ビスの新調
4年の歳月で味わいの出ていたビスを、今回は新品の真鍮ビスへと新調。深い木の色に、真鍮のゴールドが美しいアクセントとして映えます。
年月を経て、また新しく

すべての工程が完了し、本来の瑞々しい表情を取り戻した表札
仕上がりをご覧になったお客様からも、 「新品のような綺麗な仕上がりに大変満足です」 という、職人冥利に尽きる大変嬉しいお言葉をいただきました。
天然木の表札は、プラスチックや金属とは違い、こうして手を加えることで何度でも美しく生まれ変わらせることができます。メンテナンスを重ねることで、傷や変化もまたひとつの「家族の歴史」となり、この先もずっと、家の顔として温かくお客様を迎え続けてくれるはずです。
木製表札を末永く掲げ続けたい方へ
当店では、製作して終わりではなく、安心して使い続けていただけるよう、このようなアフターケア・メンテナンスを承っております。
「そろそろ塗り替えが必要かな?」「色があせてきたけれど綺麗になる?」など、お持ちの木製品のことで気になる点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。








