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チェリー材の経年変化:紫外線が少ない場所でも変化する?
前回の記事では、メープルとウォルナットの経年変化についてご紹介しました。今回は、チェリー材の経年変化についてご紹介します。
木はそれぞれ個性があり、同じような経年変化を辿ることはありません。一般的に、木製品は経年変化によって色が濃くなることが多いですが、紫外線があまり当たらない場所ではどのように変化するのでしょうか?
今回は、紫外線があまり当たらない場所に保管されていたチェリーの表札をご紹介します。
チェリー材の経年変化
- 製材直後:淡いピンク色または赤褐色
- 数ヶ月~数年:紫外線によって徐々に飴色に変化
- 数年~数十年:深い赤褐色へと変化し、光沢が増す
紫外線が少ない場所での変化
- 色の変化は比較的少ない
- ほんの少し色が濃く、飴色になる
- 木目や木肌の表情がより鮮明になる
写真で見るチェリー材の経年変化
紫外線が少ない場所で保管されたチェリー材の表札
この写真は、紫外線があまり当たらない場所に保管されていたチェリー材の表札です。
全体的にほんの少し色が濃くなり、飴色に変化しているのが分かります。木目や木肌の表情も、より鮮明になっているように見えます。
まとめ
チェリー材は、紫外線が少ない場所でも経年変化によって色が濃くなります。木目や木肌の表情もより鮮明になるので、味わい深い表情を楽しむことができます。
チェリー材は、家具や楽器など幅広い用途で愛される木材です。時間と共に色合いが変化する経年変化です。その様子も併せまして楽しんでいただけましたらとても嬉しく思います。